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きちんと折り紙

お家遊びが長引いて「あきた~!」と子どもたちが言い始めた時、いつもより少し集中して、折り紙をきれいに折ってみませんか。

きっと、ブログを読んで下さるほとんどのお家に、折り紙があると思います。子どもたちも半分や三角に折れるでしょう。でも例えば飛行機を折っても、うまく飛ばないときはありませんか?それは、端まで指先に力を入れて、きちんと折れていないからです。

折り紙は2歳半くらいから。初めての折り紙は、丁寧に半分に折るだけで十分です。紙は小さな手に収まる大きさが良いです。市販の折り紙の多くは一般的に15㎝×15㎝ですが、幼児には大きいです。10㎝角も販売されていますし、私が学ぶモンテッソーリ京都コースは9㎝角です。小さから良いのではなく適切な大きさが9㎝角、それより小さいとかえって子どもには難しくなります。

★準備… はじめに色紙の中央に一本の線を引いておきます。

★紹介…

①「折ってみようか。」と子どもにやるか聞きます。「しない。」と言えば、またの機会です(笑)

②人差し指で線を示します。「線があるね。」これが出来上がり線です。

③「折る時は裏向けるよ」とひっくり返したら、線が水平になるよう机に置きます。 

④上下の角をゆっくり近づけます。子どもはここで、「ぴったり合うかな?」と思ってじっと見ます。そういう時はゆっくりと見せます。しっかり見ることが子どもには大切です。ぴったり合った部分を「ここ離さないの。」と左手で押さえます。(もし子どもが許せば、大人が押さえても良いです。)

⑤右手の人差し指をすーっと垂直に下ろし、中央をぎゅっと押さえます。(ここが大事!)

⑥ゆっくり左端まで指を動かします。ふたたび中央に戻り、今度は右端まで指を動かしてます。左手を動かさないことがポイントです!

※⑥の部分を手の平でぎゅっぎゅっと押す子も多いですが、指先を使わないと角まで折れないので、きちんと折り紙にならないのです。

きちんと三角に折れた!

たとえ100円均一で買っても、折り紙は指を使う特別なものです。上手くいかなくてクシャっと丸めてポイっとするのではなく、折り線を一本きれいに折れることが、きちんと折り紙の秘訣です。

机がないと折ることが出来ないから、これをきっかけに座る時間が増えたり、集中ができたりします。日本伝統の素晴らしい遊びなのです。