URAWA MONTESSORI EDUCATION 子供が世界を広げる瞬間 モンテッソーリの子育て 浦和教室

BLOG

子育てのピンチ・・・その三

娘が毎日液体の容器を振るのがなぜなのか、きちんと理解したくて図書館の育児関連書コーナーに行きました。そして一冊の本から、同じ思いをしているお母さんが他にもいることを知ります。そこには「回るもの」が好きで、自転車のペダルをひたすら手で回し続ける男の子のことが出ていました。

「真顔で、目をすえ、よだれなどたらしながらひたすら回し続ける姿は、わが子ながら不気味にさえ思えました。「敏感期」の事など知らなかった当時の私は、「自閉症?」「児童相談所行き?」の心配が頭を駆け巡ったものです。」相良敦子(2007)『親子が輝くモンテッソーリのメッセージ』河出書房新社

その子の様子は容器を振る私の娘に近く、近くで見ている母の心情もそっくりでした。始めて聞いた「敏感期」というワードをタイトルにした、別の本ではこんなイラストがありました。

相良敦子(1994)『お母さんの「敏感期」』ネスコ/文芸春秋

家の中を夢中で散らかす子供に対し、怒らず、たしなめず、子どもの奇妙な行動を腕組みして考えているお母さん。それは大人と違う子どもの行動を、「なぜ?」と観察している科学者のようでした。「これなら私も親になれる」と思った瞬間でした。

つづく・・・