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「ぼくの好きな先生」

わが子に対して「言い過ぎた」とか「甘すぎた」と後から悩むことがあります。そういう時、ふと見たくなるのが「ぼくの好きな先生」です。

フランスのドキュメンタリー映画なのですが、3歳から11歳までの13人の子どもが一つのクラスで学ぶ、ちいさな学校が舞台です。その窓の外には、寒さの厳しいオーベルニュ地方の自然が、ゆったりと美しく描かれています。

教師歴35年のロペス先生は、教科として算数や国語を教えるのはもちろん、小さな子のトラブルの仲裁や、大きな子の人生相談にこたえます。異年齢の子どもをまんべんなく育てて行く様子は職人的で、教師の大先輩として憧れます。

ロペス先生はいつも静かで丁寧な口調で子どもたちに話し、教室の約束事は全員に守らせます。ときには厳格すぎるかもしれませんが、まっすぐぶれない先生です。「すべきことはすること。」それは小さな子にも向けられます。

4歳のジョジョが魚の塗り絵の途中で、遊びに行ってしまったとき、「魚の絵が終わってないだろ」 「休み時間のあと…」「ダメだ約束が違う」と言って、休み時間抜きで塗り絵をさせます。ジョジョはたったの4歳なのに・・・。

でもその後のシーンでロペス先生はおそらく、「言い過ぎた」と思ったのでしょう。机にジョジョのお気に入りのクマちゃんを置き(小さい子は大好きなものを1つ持って行っていい決まり)ジョジョをなぐさめながら、優しく塗り絵につきあいます。ぶれないことと、見守ること。ロペス先生のやり方を、ひとつの手本として見習いたいと思います。興味のある方は…Etre et avoir ぼくの好きな先生