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ママは泣いていいし、弱くていい

 

SNSで炎上したことが話題になっている紙おむつのCMです。数年前の自分を見ているようで涙が出てしまいました。

産後は朝から晩までパジャマで過ごしたこと、子どもの授乳と自分の食事で、気づけば一日終わってしまったこと。生活に追われ、自分の事は全くできていないという焦り。なのに「ママは泣いちゃダメ」「ママは強くなきゃ」の歌詞で突き放されたようで、涙してしまいました。

このCMを見て「辛い」と思う女性の心情について、武蔵大学社会学部の千田有紀さんは、「このCMは育児経験者の経験を、確かに「リアルな現実」として描き出している。しかしそのときの孤独がどれほど深いかが、理解されているようにはとても見えないために、育児経験者は当時の感情を追体験だけしてしまうのだ。」出典と説明します。

子どもが生まれた瞬間から、母は我が子の命を守り育てる生き方を始めなければなりません。自分の人生以外に、保育と教育を家の中でスタートするのです。「子育て」が「孤育て」になり、「育児」が「ワンオペ育児」になり、その上女性の社会進出が求められるいま、社会的な枠組みを見なおすことが、全ての大人にとっての課題なのです。