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歴史ある土壁を、子どもたちの力を借りて修復します

浦和の街から調神社に向かう途中に、「楽風(らふ)」という知る人ぞ知るカフェ&ギャラリーがあります。この建物は126年前(明治24年)に、旧中山道沿いの「青山茶舗」の作業場として造られた納屋で、その後平成に入ってから、カフェ&ギャラリーとして使われるようになりました。浦和の内外から人が集い、若手アーティストやモノづくりの方々が集う場でもあります。再開発で景色が塗り替えられている浦和にあって、昔の名残を残す数少ない建物ですが、経年で少しずつ痛みも進んでいます。そこでこの夏、工務店と楽風スタッフと地域の子どもたちで、土壁を修復することになりました。

土壁の修復は建物が造られた当時と同じく、土を作るところから始めます。埼玉県川島町の土に、糊の役目をする藁と水を加えてこねるのが一回目(7/25)。シートで2週間覆って泥を発酵させた後、壁に塗っていくのが2回目の作業です(8/8)。

子どもたちも壁補修に使うほど、大量の泥をこねることは中々ない経験ですね。藁や土のにおい、泥の感触を存分に感じながら、昔の人がやっていた作業を進めていきます。土と藁と水だけで出来た土壁が、126年も崩れずに頑張ったのには驚きました。今回の補修の後も一世紀くらい無事にもち、地域に愛されるカフェとして変わらず佇んでいてくれると素敵ですね。

場所:埼玉県さいたま市浦和区岸町4-25-12カフェ&ギャラリー「楽風」

日時:①泥こね・・・7月25日(火)10:00~15:00(予約不要)

   ②壁塗り・・・8月8日(火)10:00~11:30、13:30~15:00

                  (作業できるのは各20名、要予約)

参加費:無料          
持ち物:汚れても良い服装で、着替えタオル水筒をお持ちください。