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モンテッソーリ教育の「自由」とは

マリア・モンテッソーリが発見した“子どもが自ら成長する力”は、今を生きる子どもの中にも容易に見つけられます。でもそれが見つけられないという場合、そこには子どもの「自由」が少ないのでしょう。

「自由」はとても難しいものです。それは子どもの「自由」は大人によって簡単に奪われてしまうものだからです。「肘をついてはダメ。」「足をぶらぶらさせないの。」活動中に行儀を注意する先生がいたとします。こうした言葉で子どもは活動を中断するばかりか、「自由」な感覚を奪われます。すると、その子はすぐに大人の顔を見て活動するようになります。子どもが自ら成長するために、大人は子どもの体と心を「自由」にすべきです。

モンテッソーリの教育の環境には、よく考えられた教具や用具があり、モンテッソーリ教師がいて、「自由」があります。活動の自由、活動しない自由、活動場所や時間の自由。子どもはママと離れて不安なのですが、触れてみたいから手を伸ばします。その時に子どもには「制限」ではなく「自由」が必要なのです。

でも「自由」とは何をしても良いわけではありません。暴力をふるう自由などは持ってのほか。まずは他の子の邪魔をしないこと、そして後で使う人を考えて元通りに戻して終えること。それは活動を繰り返して秩序感を身につけると必ずできます。

子どもがいま一番興味あることを見つけて「自由」に活動する繰り返しで、気が付けばすばらしく育っている場所。(一緒に母も教師も育ちます。)それがモンテッソーリの教育のある場所です。